Concept Report 001

LOGOS-Chainとは何か?

七沢智樹

報告日

2019/1/1

1.ロゴスチェーンとはなにか?

1.1.ロゴスファイル(LOGOS-File)の連なりとしてのロゴスチェーン(LOGOS-Chain)

ロゴスチェーン(LOGOS-Chain)は、意識のテクノロジー技術であるDigital Consciousness TechnologyであるLOGOSTRONにおける新たな概念として、2019年1月に正式にリリースされます(対応機種についてはこちら(準備中))。

ロゴスチェ―ンとは、ロゴスファイルのつながりです。ロゴスファイル(LOGOS-File)とは、ロゴストロンで発信するためのタイトルの付いたひとまとまりの構文のことを指します。

今後、ネットワーク型の新しいロゴストロンシリーズとして、次世代ロゴストロン発信機、BETTENなどが登場しますが、それらや、ロゴストロン100などのマシンは、(ロゴストロンLというこれまでの汎用機と異なり)何十万というファイル(文字数で言えば何億文字)を再生・発信することが可能です。

そういった発信の場合、何十万ものファイルがそれぞれ別個に存在しているというよりは、その連なりを、ひとつのチェーンとして捉えるほうが、最適にその概念を捉えることができます。

また、ロゴスファイルは、言葉のファイルですので、ロゴスチェーンも言葉のつながりといえます。

LOGOS-File - LOGOS-Chain

ロゴスファイル(LOGOS-File)とは、ロゴストロンで発信するためのタイトルの付いたひとまとまりの構文のこと。

ロゴストロンシステムにおけるLOGOS-Fileの運用が、個別にプログラムファイルが実行されるというイメージから、プログラムファイルが連なって、全体として機能するイメージへと、LOGOS-Chainの導入により変化していく。

1.2.ロゴスチェーン(LOGOS-Chain)の種類

ロゴスファイルのつながりであるロゴスチェーンには、3つのパターンがあります。


【LOGOS-Chainの種類】

  1. Public LOGOS-Chain
  2. Project LOGOS-Chain
  3. Private LOGOS-Chain


ロゴスファイルの連なりをロゴスチェーンとし、従来の個人的な構文ファイルの集まりをプライベートロゴスチェーン、プロジェクト単位で共有される構文ファイルの集まりをプロジェクトロゴスチェーンと呼びます。そしてパブリックロゴスチェーンは、「Classic LOGOS-File,Arts LOGOS-File,Norito LOGOS-File」からなり、ブロックチェーンのパブリックチェーンと同じく、誰でも利用可能で、完全にオープンなものを予定しています(LOGOS-Files)。

2.ロゴスファイル(情報)とその現象化

2.1.情報と現象との関係性

neten Inc. R&D Center が提唱するDCT(Digital Consciousness Technology)の、インフォメーション・エネルギー・マテリアル(I/E/M)の考え方では、情報自体が現象を生んでいると捉えます。

そして、このロゴスファイルに書かれた情報は、現実を生む元のプログラムである、というようにロゴストロンシステムでは捉えます。(ただし、意識をハックするLOGOSTRONでお伝えしたように、ロゴスファイルに書かれたものがすべて実現するというような単純なものではなく、実現するかどうかは、その情報の階層(私と公などの違い)によって異なります。)

ロゴストロンシステムの基本的な概念構造図

ロゴストロン開発時に仮説として採用した猪股修二博士の意識、物質、エネルギーの変換公式

2.2.過去情報と今の現象の関係性

また、一方で、現実を生んできた情報というものが存在します。人類の記憶に刻まれた様々な情報です。ネアンデルタール人とホモ・サピエンスの違いは言語にあるように、人類の歴史は言葉の誕生とともに始まったとされますが、言語を使うことによって、世代間での情報であり文化の移転を可能にし、人類は進化しました。

その世代間で伝達されてきた膨大な情報が、情報場を形成し、今の私たちに影響を与えています(※)。

それは無意識のうちに、意識にインプリントされたものです。日本人であれば、お正月に初詣にこぞって、参じるように、日本人の文化を規定してきたものに、知らず知らずのうちに影響を受けて行動していますし、また、見逃せない影響として、日本語という言語が持つ特性にも影響を受けています。

そういう意味では、人間の意識というものは、その人が話す言語や母語(脳内の情報を組み立てるプログラムをつくる元のアルゴリズムをつくるものである言語(※))自体の影響や、そうしてつくられたことばによる影響があることをまずは認める必要があります。

※ 私たちが享受している現代文明や文化は、西洋思想であったり、中国の儒教であったり、日本古来のものからきているように、私たちは無意識のうちにそういった過去からくる様々な情報の影響を受けています。すでに、現代の社会は、そういった知の情報体系によってできあがっています。私たちはいつも、過去に生きた人々の情報をリアルタイムに使いながら情報処理をして活動をしていると言えるのです。例え、「歴史、哲学や宗教なんて、私には関係ない」と思っていても、世界中のどの言語であっても、言葉を使っている時点で、私たちは世界規模で蓄積された膨大な知のデータベースへのアクセスを行っています。言語とはそういうものなのです。「本当に?」と思うかもしれませんが、日常会話で使う単語の中に、自分で発明し、広めた単語があるでしょうか? ありません。私たちが何気なく使っている日本語は、歴史の中で様々な国や文化の単語と交じり合って作り上げられてきた膨大な情報による情報場が生んでいます。また、私たちの思考のほとんどは既存の文脈に従っています。過去に、その言葉がどのように使われたのか、その文脈を私たちは理解し、共有しています。今、私たちが使っている言葉や考え方は、過去に生きたすべての人の言葉、考え方の上に成り立っているといえるのです。言葉はインターネットの情報網のように、過去と今、そして未来を世界規模でつなげています。こうして人類が蓄積してきた情報が今を生きる人類のあり方を決めています。
※ 言語がなくてもコミュニケーションできますが、それは、言語によってコミュニケーションしているという土台でありプラットフォームがあるからで、最初から言語をもたない生命体が、言語なしに人間のような高度なコミュニケーションをすることは不可能です。

2.3.言葉による影響のゼロリセットの試み

言語自体の持つ影響と、人類が継承した知識の影響を一旦リセットすることで、そこから離れたゼロポイントへと意識は導かれます。そのことを根源的にわかっているアーティストや、感覚的に優れている人たちは、言語や知識というものを否定します。そして、そこから自由になったところに答えがあるというように捉えます。それをイデアということもできます。

ただ、実際には人類の歴史が言語とともに始まっており、「言葉を超えているはずのイデアを言語を通してしか理解できない」というパラドックスに陥ってしまいます。言葉がなければ、私たち人類の世界認識も存在しないのです。

その言葉による影響を何らかの方法で「最適化」することができれば、意識はより自在に本来の働きを始めることができます。そのひとつの問題解決方法であり、Performance Solutionとして、このロゴストロンがあり、信号として言語をゼロ磁場コイルから発信するその作用は、人間のもつ意識の深い所に作用すると我々は考えています。

『古事記』『日本書紀』をはじめ、仏教や西洋の知の体系など、人類の歴史の中で深く刻まれた言葉や概念を発信することで、人間の意識の深いところに刻まれた記憶や情報を無意識のうちに最適化されると考えています。

(これが後述するパブリックロゴスチェーンの中のクラシックロゴスファイルの意義です。)

3.パブリックロゴスチェーン(Public LOGOS-Chain)とは

3.1.パブリックロゴスチェーン(Public LOGOS-Chain)とは

パブリックロゴスチェーン(Public LOGOS-Chain)とは、これらの情報場の最適化のため、実験的な試みであると言えます。

このような人類の意識に影響を与えている「言葉」たち。その代表的なものは、「世界に影響を与えた書物」としてなどに挙げられた世界中の数々の文書です。

これらを、LOGOS-Fileに変換し、パブリックロゴスチェーン(Public LOGOS-Chain)として、すべてのネットワーク上のロゴストロンで同期して発信します。具体的には、ファイルを一旦、LOGOSTRON-Cloudに入れ、そのLOGOSTRON-Cloudに端末であるロゴストロン発信機が同期します。

パブリックロゴスチェーン(Public LOGOS-Chain)に取り込まれるファイルには、現在、Classic LOGOS-File,Arts LOGOS-File,Norito LOGOS-Fileがあります。


【Public LOGOS-Chainのファイルの種類】

    1. Classic LOGOS-File
    2. Arts LOGOS-File
    3. Norito LOGOS-File


Classic LOGOS-File・・・人類に影響を与えたとされる過去の書物、文書を、ロゴスファイルに変換したもの。より影響度の高いと判断されるものから順に作業(ただし、書物、文書によってファイル化が困難なものや容易なものがあるので、純粋な影響度の判断のみでは優先順位が決定できない)。

Arts LOGOS-File・・・ロゴストロンシステムの運用に必要と判断し作成した文章を、ロゴスファイルに変換したもの。「創造意志情報の展開」「ロゴストロン憲章」「ネットワークロゴストロン最適運用プログラム」など。

Norito LOGOS-File・・・祝詞や祓詞をロゴスファイルに変換したものです。その内容は、無病息災、家内安全、心願成就などの基本的な願いから、身禊祓、大祓などの祓詞、さらには、震災、災害時などに発せられる宣命をイメージした祝詞などがある。

3.2.Classic LOGOS-Fileで、なぜ、古事記や日本書紀だけではなく、コーランや旧約聖書をも発信するのか

Classic LOGOS-Fileの内容には、こちら(Classic LOGOS-Files)にあるように、古事記や日本書紀だけではなく、コーランや旧約聖書をも含まれます。ユーザーにとって、「好ましくない」という思う書物も含まれているかもしれません。

日本やインドのような多神教の世界観、キリスト教やイスラム教のような一神教の世界観、四書五経に代表される中国の道徳観念などが、文化としてもなかなか折り合いがつかないことが、現代の複雑な世界情勢を生んでいるなかで、これらを同時に発信することで、「ノイズ」が生まれたり、「洗脳」「観念化」が起きたりするのではないかという懸念をされるかもしれません。

けれども、このことへの答えはすでにお伝えしました。

これらの影響、ノイズを一旦解除することが目的なのです。これらのファイルの情報をインストールし学習することは、副次的な目的なのです。

3.3 人は、言葉の渦の中に住んでいる

人は、言葉の渦の中に住んでいます。その渦の中で新たに言葉を生み、渦を創造することも大切ですが、一旦、その渦を沈め、凪いだ状態にしてから、新たに渦を生む、つまり、意志を発することが大切です。

その渦を無意識下で認識させ、その渦を鎮めるために、最も人類に影響を与えたであろう文章からClassic LOGOS-Filesとして、発信をするのです。

4.ロゴスチェーンとブロックチェーン

ロゴスチェーンの上記の3つの区分はそれぞれ、すでに世界規模で運用されているEthereum(イーサリアム)などのブロックチェーンの主な区分として使用される「パブリックブロックチェーン」「コンソーシアムブロックチェーン」「プライベートブロックチェーン」の区分と対応しています。

ブロックチェーンは、これからの時代の自律分散型システムのあり方を提示し、非中央集権的な社会構造のあり方を生み出すエンジンとなりうる画期的なテクノロジーです。

ロゴストロンのネットワークシステムは、ブロックチェーンの考え方を取り入れ、自律分散型システムとして、なるべく管理者が登場することなく運用されることを目指しています。

ロゴストロンは、構造上、発信される信号がその周りにいる人に平等に伝達されることもあり、発信する構文が「誰かの意志を阻害するもの」ではなく、「誰にとっても最適なもの」であると効果的なこともわかっています(Concept Report:意識をハックするLOGOSTRON)。

このように、ロゴストロンからの構文発信は「公(おおやけ)」の性質を持っていますが、「誰かにとって最適なもの」ではなく、「誰にとっても最適であるものへ至る」という脱中心的・脱中央集権的な志向性は、ブロックチェーンの根本にある原理と通じます。ブロックチェーンとロゴストロンの親和性は高いのです。

neten Inc.が構想中の暗号通貨NIGI(ブロックチェーン使用)の構想は、ロゴスチェーンの運用とリンクする計画となっている。